添乗ボランティアって楽しい!?

地域ボランティア考(3)

 学区、地区社協で実施している高齢者の交流会食会は、ボランティアで成り立っているが、その一部門が添乗ボランティアである。添乗ボランティアは、通常2名が乗車する。(第四学区の場合)
 ただ乗っているだけに見られることもあるが、ひとつは安全確認。福祉バスの発着、乗車を見守り、踏み台を出して足の弱くなった参加者の行動をカバーし、乗り終われば格納する。時には、バスの停車場所に乗車予定者が来ていないこともある。近くなら呼びに行って、遠くなら事務局と電話で対応する。参加者とも対話する等など。中にはわがままな高齢者も居て、予告もなしに「ここで降ろしてくれ」とか、経路を違えても自家の近くまで「バスをまわしてくれ」などと言う人もいる。
 しかし添乗ボランティアを続ける(られる)のは、車の中で交わされる会話があるから(ひとつの要因として)なのかもしれない。はじめて参加したおばあちゃんが「楽しかった。久しぶりにしゃべった。家ではテレビ見ているだけだもの。」と言う。
 いつも乗る人が乗ってこないと「〇〇さんこの頃乗らないね(来ないね)どうしたんだろう。」参加してお友達になって「私の家に寄っていって」などの会話を聞きながら、交流会食会の持つ意味を感じ、社会貢献をしていることが実感されるから、楽しく続けられるのかもしれない。

(理事 岩浪)