必見!!『ガチ☆ボーイ』

皆さんは『ガチ☆ボーイ』をご覧になりましたか?

恥ずかしながら、、私は最近になってようやく観ることができました。
2008年の佐藤隆太主演の青春映画なのですが、実に奥が深い、クオリティの高い良質な映画です。
のどかな雰囲気の北海道の某大学が舞台で、学生プロレスをとおして登場人物が成長したり、
友情が芽生えたり、恋が芽生えたり、恋に破れたりと様々なドラマが繰り広げられます。
そのドラマの展開の土台となっているのが主人公・五十嵐の記憶障害との闘いです。
五十嵐は自転車事故によって高次脳機能障害を負い、一日しか記憶がもたないという大変な困難
に立ち向かうことになります。さすが!と思わせられるほど、主演の佐藤隆太さんは五十嵐の
苦悩、悲しみ、葛藤、若者らしい希望や真面目さを本当に見事に演じきっています。久々に涙なし
には観ることのできない映画でした…

私たち「みんな×3 vol.2」の実行委員は7月30日の『ガチ☆ボーイ』上映にあたって、高次脳
機能障害について少しでも勉強しようという思いで、去る5月15日(日)に「山形県高次脳機能
障がい者家族会さくらんぼ」代表の櫻井映美さんに庄内にお越しいただき、講演会を開催しました。
櫻井さんは20年ほど前にご家族が高次脳機能障害を持つことになり、それ以来、ご家族を支えつつ、
地域の方々のためにも支援活動を展開し、山形市で有限会社「言葉の翼」やデイサービスを運営
しています。
櫻井さんはとても魅力的な方で、当日の参加者は皆、元気や勇気をもらって帰りました。
櫻井さんのお話しの続きは7月30日に開催するシンポジウムで行いますので、聞きのがしてしまった
皆さん、ぜひご参加下さい!シンポジウムは7月30日の13時から響ホール2階の研修室で開催します。
山形大学・高次脳機能障害学専門の丹治和世先生、庄内町在住の門脇智恵子さんにもパネリストと
してお話しいただきます。主催者としては、誰でもが持つ可能性のある高次脳機能障害について
正しい理解を深められる場になればと思っています。

櫻井さん曰く、『ガチ☆ボーイ』は大勢の人と大スクリーンで観ると一段と大きな感動が得られる
そうです。私たちも皆さんと一緒に映画を鑑賞し、その時感じたこと、疑問に思ったことをその後の
シンポジウムで共有し合う・・・そんな時間を過ごせることを楽しみにしています。

このチャンスを逃さず、7月30日、響ホールまで足をお運びください!お待ちしております♪

(映画班 武田)

*(C) 2008フジテレビジョン・ROBOT・東宝