庄内ぼらんてぃあ塾2011(6月19日)・・・③

あつみ温泉のまちづくりに学ぶ③ 「ボランティア塾で栄枯盛衰を見る」

「楽しかったなあ・・・」がボランティア塾の感想。
ほかの参加者と違って、何年も電車に乗っていないわけではなかったが、
「鈍行」で一杯やりながらは本当に久しぶり。
あっという間の10時間でした。

昭和40年ころから17年ほど、温海郵便局に勤務していたので、毎年のように温海温泉の旅館は利用させてもらった。
多分、そのころ20数軒あった旅館が、今は10軒ほどだという。
栄枯盛衰は世の習いとはいえ、数が少なくなったことに驚いた。

今回付き合ってくれた旅館青年部の人たちと30分ほど話し合う機会があって、日頃思っていることを率直に申し上げた。
意外なところが廃業し、意外なところが残っているというのが感想である。
残っている旅館には失礼になるかもしれないが、40年位前にそんなに繁盛しているわけでもなく、
従業員の数もそんなに多くなかったところが残っている。
その理由は様々であろうが、
温泉の主役は旅館やホテルで、客が来ないことには成り立たない。
地域全体も、多くの人たちが関係していて、温海温泉の活性化は地域住民の課題でもある。

ひとつの山(温海嶽)をフィールドにして、まちおこしを目指しているボランティアグループと、
温泉を盛り上げていっぱい客を呼びたい若い人たちに、「ぼらんたす」としてもエールを
送り続けていきたいものである。

      

(理事 岩浪)