冬、中学生のボランティア活動

平成24年1月21日(土)

私が事務局長をしている、鶴岡市第四学区社会福祉協議会の事業の一つ
「第四中学校生徒によるボランティアの除雪活動」が行われ、生徒70名、
先生2名が参加してくれた。(全校生徒数396名)
10回目になる今回、人数としては最高の参加者になった。

今年が、中学生の除雪ボランティアをはじめて8年目になる。
雪が少なくて実施しなかったり、2回実施した年もあって年数と回数は一致しない。
自然現象を相手にしながら、しかも、生徒も先生も次々に変わっていく中で、
事業として定着したことには様々な要因があると考えている。

学校側からすれば、ボランティアの実践教育ができることの魅力と、活動の場が地域から
提供され地域との良好な関係が作れるメリットがあり、教育委員会からもお褒めの言葉をいただく。

生徒にとっては、生徒会活動の中で取り上げられたボランティア活動の実践ができる。
しかも、本人たちが意識はしなくても、ボランティアの本質に迫ることができる。
例えば、参加は学校から命じられてではなく、あくまでも自主的である。
生徒会の募集に希望して参加する。活動の対象が、一人暮らし高齢者、高齢者のみ世帯、
障がい者で除雪困難者、ゴミステーション等の公的な場所であり、社会に貢献できたという
実感が持てる。

今回は、除雪活動をした高齢者宅で、お礼として2,000円をいただくという「ハプニング?」もあって、
ボランティア活動の中味についても考える素材がいくつも提供されている。
(ボランティアの無償性、必要経費、高齢者との接し方、感謝の気持ちをどう受け止めるのかなど等)

良いことばかりのようであるが、今回はじめて参加者が怪我をした。
現在ボランティア保険(行事用)の請求中である。

除雪ボランティア活動がどうして始まったのか、地域の受け止め方は等は日を改めて報告する。

(理事 岩浪)