隣から来た釣り道具

隣から来た釣り道具

現在、左隣は空き家である。
一人暮らしだったが昨年60代で亡くなった。
特別の付き合いはなかったが、隣組長をしていた関係で、別居中の奥さんと接点ができ、
亡くなった人が所有していた釣り道具の処分を依頼された。
その道具が驚くほど多い。
奥さんの話によれば、何年か前に道具を売ることにして持っていったが、
何万円もした品物がまったくの二束三文。
すっかり売る気は無くなったが、処分するにもお金がかかる。

そこでお鉢が回ってきたという次第である。
推定ではあるが、買った当時の金額で言えば50万円ははるかに超えるであろうと思われる。
しかし、物によっては使わなくなってから20年近く、
実質的にはそんなに高額にならないことだけは確実である。
それなりの対応はしたが、自分のときはどうなるのだろうと考えさせられた。

現在、依頼された道具を少しずつ整理しているが、たとえば、
サルカンなどは何十人が使っても使い切れないほどある。

と、他人ごとを言っているが、私にも金にはならない物(ある意味ゴミ)は多い。
娘に負担をかけないように、早めに処分することを目指そう。

自分の家のことをやるのは、ボランティアとは言わないのだが・・・

(理事 岩浪)