「変わらない」ことが、大切なものもある

=「山形学」地域連携講座=「庄内ぼらんてぃあ塾<パートⅠ>」の打ち合わせで

 「しおん荘」に行ってきた。鶴岡市開催(3回目)の会場と、実践の場紹介の協力依頼の件である。
進藤正則荘長と布施裕子副荘長に対応していただいた。会場を貸していただくことと、当日施設内を案内してもらうことの快諾をいただいた。しおん荘を経営している「思恩会」は、長い歴史があり、福祉施設を「民設、民営」して頑張っている法人である。
 会話の中で、ボランティアの受け入れについて「県内でも最も早い段階からきっちり対応してもらっている」という問いかけに「いや、かなりいい加減ですよ」という答えが返ってきた。勿論、謙遜しての言である。言い換えると「柔軟に対応しています」ということだと理解した。柔軟に対応できるということは、人が替わってもボランティアに対する考え方が変わっていないから、別の言い方をすれば軸がぶれないからだといえる。
ボランティアの受け入れを始めて以来、ボランティアコーディネーターは、多分何十人も変わってきている。そのコーディネーターたちが、「つるの会」や「婦人会」、「個人」のボランティアを受け入れ続けている。法人の理念、ボランティアに対する考え方が、変わらないからとも言える。

(理事 岩浪)