雪消しフェスティバル

雪消しフェスティバル

四中生徒のボランティア活動に、「雪消しフェスティバル」という名称をつけている。
8年を経ても、まだ意図した内容での定着はしていないが、生徒のボランティア活動は
多くの住民から認知されていることは事実である。

「四中の除雪ボランティアは、いつ頃やる予定だ?」とよく聞かれる。
「雪の状況もあるので・・・」と答えている。

始まった当初、30人程度であった町内会役員等(民生児童委員)の参加者数は、その時に
よって増減はあるが間違いなく増加し且つ定着していると感じている。
そして、当初はほとんど居なかった周辺の住民の参加も増えている。

「雪消しフェスティバル」で意図した内容は、四中生徒のボランティア活動のある日(必ず土日祝日)を、
雪消しのお祭にして、町内会や隣組で一斉に雪消しに取り組むと言うものである。

近年、隣近所の交流が希薄になり、助け合うと言う行動はあまり期待できなくなったところが多くなっている。
せめて、雪消しを協働して行うことで、隣近所のコミュニケーションをとる機会にしてもらえないか。
というのが意図した内容である。
1月21日に行われた除雪では、二つの町内で、役員を中心に地元総出で中学生と一緒になって必要箇所を
除雪した。

何年か前の豪雪時には、いくつかの隣組が一斉に除雪に取り組んだとか、町内会独自に、PTAが、町内総ての
ゴミステーションの除雪に取り組んだとか、多分、四中生徒による除雪ボランティアの波及効果らしき事例は
出てくるようにはなってきているが、まだまだである。

雪というマイナス要素を逆手にとって、ボランティアという思いやりを育てる行為に変えていく。
地域の住民が総てとは言わない。その多くが、ボランタリーな気持ちを持つことができれば、
地域は変わっていく。

雪の無いときでも、何かできないか、いつも考えている。ご教示をお願いしたい。

*四中:鶴岡市立鶴岡第四中学校

(理事 岩浪)

雪消しフェスティバル” に対して1件のコメントがあります。

  1. うおまり より:

    理事岩浪さま
    雪消しフェスティバルの名称の発想が心にジーンときて
    暖かな気持ちになりました。素敵なブログをありがとうございました。

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