やらなければならない・・・・ことに

能力もわきまえないで(2)

 

総会シーズンの2年に一回は役員改選シーズンでもある。
任期が微妙にずれていて必ず2年毎ではないが、
任期2年が普通で、出向先の任期に合わせているのも普通である。
今年がその改選期にあたる。

特に町内会、自治会の役員は、「やくざ」の世界だとよく言われる。
それは、なかなか足が洗えないからだという。
自治組織に限らずどんな組織でも大なり小なり言われることで、
役員の高齢化が進み、後継者探しに苦労しているのが実態である。 

時代が変わって、環境が変わったことによって、
かって機能していた後継者育成パターンが機能しなくなった。
抗議を受けることを覚悟であえて言えば、それに加えて自分中心の考え方が
非常に強くなったからとも言える。
うまくいって当たり前、もし何かあれば、責任をとらなければならない。

あえて火中の栗は拾わないという風潮である。

かって機能したパターンの例を言えば、PTAや子供会の役員をやって、
青年団や消防団、体協などの役員をやって、やがて先輩のいる自治組織の役員になっていく。

役職は別にして、自分の次にやってくれそうな人は何人かいたものである。
私自身も後継者を見つけそこなっている。
一緒に役員をやりながら、引き継いでいければ非常にいいのだが、
それが中々うまくいっていない。

辞めれば次が補充されるのだから、最終的には後継者を定めないまま辞めることを
選択することになるのかどうか。
現在のところ自分の能力もわきまえないで、あと一期(2年)役員を
やらなければならないことになりそうである。

呆けないためという自分のためにやっていることのひとつではあるが、組織や住民に
迷惑をかけないで、なおかつ無理をしないで、やりとおすことが可能なのかどうか、
この何ヶ月かスリムになることを目指していこうと思っている。

(理事 岩浪)